職業からみる在日コリアン
当コンテンツでは、在日コリアンの職業について紹介しています。
みなさんは在日コリアンの職業についてどのようなイメージをお持ちでしょうか。
在日コリアンの職業は、昔と今とでは傾向がかなり変わってきました。現在では在日コリアンの職業も多様化してきましたが、昔は就きやすい職業がかなり限定されていました。
まずは昔から多いといわれている代表的な職業からみていきましょう。
昔から多いといわれる代表的な職業
焼肉屋
焼肉屋は在日のオーナーが多く、家族経営含め、焼肉屋で働く在日コリアンも少なくないようです。
パチンコ屋

パチンコ業界には在日のオーナーが多く、そのこともあって昔からパチンコ企業に勤める在日コリアンの方も少なくありませんでした。また会社によってはわりと高収入が期待できる職業でもありました。
現在は、パチンコ業界も不況で中小規模のパチンコ企業には求人が集まらなくなっているのが実情です。
土建屋

土建屋も在日コリアンに多い職業の一つです。戦後、在日の人たちは日本での生活基盤が脆弱な上、日本社会の差別が酷く職業の選択肢が多くありませんでした。そのような状況において土建屋は在日の人でも就きやすい職業であり、在日経営者の土建屋さんは少なくありません。
消費者金融

消費者金融も在日に多い職業の一つでした。アイフルや武富士、アコム、プロミスなどの企業が在日コリアン企業だといわれていますが、「 パチンコ、焼肉屋、消費者金融 」は世間一般的に在日の代表的な職業と考えられていました。
ヤクザ

任侠映画なんかでもよく在日コリアンのヤクザが登場します。実際にヤクザは在日に多い職業の一つでした。ヤクザが多いというと、在日は野蛮だとか、犯罪者が多いとか差別的なことも言われますが、貧困と差別の中で生きていくにはそういった職業に就かざるを得なかったという人たちもいたということですね。
その他の職業
その他と職業しては、不動産、スクラップ、製造業、タクシー会社なども在日経営者が多いため、これまで多かった職業です。
現在の傾向

現在の傾向としては、在日コリアン社会の主要産業とされていた職業に就く人が大きく減少しました。その理由としては、昔と比べ企業の採用時に差別的に不採用とされることが少なくなったため、選択肢が広がった結果だと考えられるのではないでしょうか。
また、パチンコや金融業などの経営者も、業界が不況にあり、業態変更する企業もあります。在日の就労実態も昔と今では大きく違い、若い人たちの職業も多様化しています。
コメント(0)
コメントを残す